相続に関する人間関係や心理学に衝撃を受けました
ここ最近読んだ本の中でも、いや、とても衝撃を受けた本が、「相続が気になるすべての方へ もめないための相続心理学」です。
相続関係の本と聞くと皆さまやはり、相続税や節税対策、遺言書や不動産登記などのワードが出てくると思うかもしれませんが、この本は全く違います。
こちらの本ではタイトル通り、相続関係者の心理の面に着目して、相続時に家族がどんなことを思っているのか、関係者の気持ちを知ることが出来るのです。
法律の観点や、相続税の観点などから相続に関して書かれた本は数多くあれども、相続関係者の心理に着目して書かれている本があるとは。
いつも僕は、相続をしたらどんな手続きをするべきなのかなどの本ばかり読んでいたので、ただただ衝撃を受けました。
いわゆる争族が起きる原因は、なるほど確かに、人間関係の部分、心理的な面で、こうした心の動きがあるのだなぁと、いい勉強をさせて頂けた本です。
ご兄弟が多い方などには特におすすめ
こちらの本は、ご兄弟が多い方など、相続関係者が多い方に、是非ともおすすめをしたい本です。
相続に関して、家族がどんな気持ちでいるのか、心のメカニズムに焦点を置き、詳しく解説してくれています。
よくドラマなどである、遺産相続でもめにもめると言うようなシーン、現実でも珍しくないようです。
僕の場合は多分、そういうことは起こらないかと思うので大丈夫なのですが、これを事前に読んでから協議の場に臨むと、喧嘩をしないで済みそうだなと切実に思います。
たぶんできれば、相続の協議をする前などに、一度全員で読んでも良いのではないかと。
多分、頭が冷えます、遺産相続の意味をしっかりと理解した上で、冷静に話し合いをすることが出来ます。
関係者の気持ちが一挙に掲載されているのがですが、なるほど確かに、金額面ではなく、人間関係によって、遺産相続は揉めるのだなぁと、納得できました。
相続の素人でもわかりやすく読める
相続に関しての基本的な用語も丁寧に説明されていますので、相続に関して、法律的知識がない方でもわかりやすいでしょう。
心のメカニズムを学びながら、遺産相続の基本的な考え方、あり方を勉強することができる、何だか心温まる本です。
多分この本だけですと、あくまで焦点が関係者の心の部分なので、相続に関しての知識を得ることは出来ないかと思います。
ですが、この本を買ったうえで他の本を買うべきと言っても良いほど、この本は一読の価値がある本と言えるでしょう。
まだ相続関連の本を読んだことが無い方は、まずはこの本を読んでから、相続に関する詳しい説明がされた、他の本を手に取って読んでみてください。