相続対策ビジネスに負けない あなたの資産を食い潰す 「ブラック相続対策」
僕もそうですが、少しでも相続できる遺産を増やすために、相続対策、色々と今から行っています。
本を見ながらやって見たり、時にはセミナーに参加してみたりして、いくつか実践もしてみたり。
ですが、この本を読んで、ちょっと考えを改めねばならないと、思い返しました。
その名も、「あなたの資産を食い潰す 「ブラック相続対策」」です。
この本は、相続対策の裏側と、相続対策をするにあたって知っておくべきポイントが掲載されています。
これを読んで、いや、相続って実はもっときちんと考えて、覚悟をもって臨まねばならないのだなと、身が引き締まる思いです。
本の中では、相続対策で必要な知識、よくある対策方法の裏側などが赤裸々に掲載。
バッグマージンの横行、相続の三原則と順番などを始め、不要とされる相続税対策の方法まで、細かく様々なことが記載されていました。
アパート経営や株式会社の設立など、色々と対策方法はあげられますが、やり方を間違えてしまった結果、大体の場合大損してしまっている方が多いようです。
恐ろしい、実に恐ろしい。
せっかく親から受けつぐ遺産を少しでも多くしたいと思ってやっていることが、無駄になる可能性があるとは。
正に、ブラック節税対策、巻き込まれないように注意をせねばいけませんね。
税理士が信用できない?情報に踊らされないことが大切
この本を読んで思ったのが、やはり、信じられるのは自分だけ、信じるにしても、プロという肩書だけで信じてはいけないな、ということを思いました。
特に、税理士についての話が書かれていましたが、税理士のうち、何と約半数は試験なしの無試験税理士とされているという項目が。
税理士、行政書士、司法書士、このあたりの方々は、問答無用で信頼のおける人物かと思っていたのですが、いやはや、そんなことはありませんね。
肩書で左右をされるのではなく、キチンと人を見て、実績や評判を聞いて、自分自身で判断をすることが、重要になるなと改めて思いました。
相続対策ビジネスというのはいい得て妙。
確かに近年、相続対策として様々なものを購入させたりする企業も多いですが、まさかそうした事柄さえ、仕組まれている事もあるとは。
人を信じるということは美徳ではありますが、信じる者は馬鹿を見るという言葉も、当てはまってしまうのが世知辛いですね。
せっかくの財産が、下手をするとマイナスに、すっからかんになってしまうような事もあることを頭に入れて、よく考えた上で、相続対策を行いたいと思います。
本だけを信用せず、プロだけを信用せず、統計的に考えて、信用できるものは何なのかをキチンと把握したいものです。